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ニーハオ!ザニーです($・・)/~~

あけましておめでとうございます!

2015年も数多くの台湾情報を配信させていただきました。
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
今年も1人でも多くの日本人の方に台湾のことを知ってもらえるよう、
さまざまな角度から台湾の情報を配信して参ります。
何卒、宜しくお願いします!

さて、今年1発目の記事ですが、
今回は台湾の未来を大きく左右するといっても過言ではない、ある重要な話題に触れていきたいと思います。
日本のニュースでも、去年の夏頃から報道されているのですが、具体的な期日が刻一刻と近づいて参りました。

それは…

2016年中華民国(台湾)総統選挙



2016年1月16日(土)に台湾の国家元首である総統を決める選挙が行われます。
台湾では国民による直接選挙で総統が選ばれます。
今回は現総統 馬英九氏(国民党)の任期満了に伴い、与野党からそれぞれ候補者を出して総統選が行われます。歴代の主な中華民国総統には、蒋介石、李登輝、蒋経国などが挙げられる。


台湾の選挙制度



次に台湾の選挙制度について軽く触れていきたいと思います。

・主な政党
台湾の政党の数自体は大小合わせると200以上存在しますが、日本の国会にあたる立法院の定数の93%を国民党と民進党(民主進歩党)が締めます。
現在、政権与党が馬英九氏率いる国民党。
最大野党が蔡英文率いる民進党です。
歴史的に見ると、第二次世界大戦後、中国で共産党に敗れ、蒋介石とともに台湾へ大移動してきた外省人たちが国民党のルーツ。戦前から日本統治時代を経験し、古くから台湾で生活していた内省人でつくられた政党が民進党になります。

・選挙権
20歳以上の男女になります。
最近では投票年齢の引き下げについて議論されており、日本とよく似ています。

・議員定数
今回、総統選挙の同日には、第九回中華民国立法委員選挙も行われ、台湾の国会議員も総入れ替えとなります。台湾は一院制で定数は113議席。現在の男女比は2:1(男性67%、女性33%)で、日本よりも女性議員も割合が高いです。(日本は男性75%、女性15%)

・投票率
前回2012年の総統選挙の投票率は74%だったようです。
この数字だけでも驚きなのですが、台湾では不在者投票制度ありません。期日前投票ができれば投票率も9割近くいくのではないでしょうか。それほど国民にとって関心の高いもののようです。台湾人の友達もこの選挙が終わらないと年が明けた感覚になれないと話しています。



2016年総統選候補者


2016年1月16日に行われる総統選候補者は3名です。

①現政権与党国民党の朱立倫氏
②最大野党の民進党の蔡英文氏
③親民党・民国党の宋楚瑜氏

※去年9月まで国民党は、候補者に女性の洪秀柱氏をたて、蔡英文氏と史上初の女性候補者同士の総統選ということで話題になっていましたが、いろいろな問題発言などで人気が低迷したこともあり、10月に突如候補者を朱立倫氏に変更しました。


朱立倫



現在の新北市長で、2010年11月に実施された市長選では今回総統選で争う蔡英文氏に破り、当選を果たしました。今回洪秀柱氏の突然の総統選立候補資格廃止に対し、急遽出馬が決まりました。親中路線の馬英九の意思を継ぐ人物となります。
2015年12月時点での国民支持率は20%前後だそうです。


蔡英文



長年の間、前総統李登輝氏のブレーンとして政界で活躍し、前回2012年の総統選では馬英九氏に敗北。
日本、アメリカともに深い交流関係を持ち、内省人の台湾人としてのアイデンティティを持つ女性候補者。中国の脅威へ屈しない台湾独立維持を訴え、政権奪還へ強い意気込みを見せています。
2015年12月時点での国民支持率は45%前後だそうです。

ちなみに台湾出身の評論家金美齢さんは蔡英文氏の当選が確実だと話されています。


宋楚瑜



蔣経国の英文秘書として政界入り、国民党秘書長を務め、李登輝政権を支えた人物。
2015年12月時点での国民支持率は一桁だそうです。



ザニーの見解


市場調査から蔡英文氏の当選は濃厚とされています。

しかし、国民党は、習近平氏をはじめ中国共産党とさまざまな連携をとり、当選への執念を燃やしています。候補者が洪秀柱氏から朱立倫氏にすげ替えられたのも大陸から何かしらの圧力があったとも考えられますね。あくまでも想像ですが。

約5年前の東北大震災の時には、馬英九総統自らチャリティー番組でオペレーターを務めてくださった姿がとても印象的でしたが、自身の支持率低下と台湾の不景気が重なり、ここ数年で変わってしまった。
参考:震災後に台湾がしてくれたことを振り返る

ここ数年台頭してきた中国の勢いもあり、国民党はある時から極端に中国寄りの政策を展開するようになりました。

2014年3月の台湾と中国の産業を自由化しようとした「中台サービス貿易協定」では、それに反対する国民達がひまわり学生運動と呼ばれる歴史に残る大規模なデモを起こしました。
2015年8月には、親中反日の内容に改訂した新しい歴史教科書の発行を巡って教師、学生らと衝突し、デモ隊に立法院が占拠され、多くの逮捕者が出ました。
参考:台湾歴史教科書改訂箇所と学生デモ情報

そんな国民党の暴走に「待った」をかけるのが野党の民進党というわけです。

つまり今回の選挙は、

「中国の息がかかった政党」「台湾独立維持を願う民意の政党」

との争いということになります。

台湾の行く末が大きく関わってくる大変重要な選挙です。

追伸ですが、アメリカが中国に台湾への過度な肩入れを牽制する狙いで、2015年12月から台湾へ軍艦を売却する旨を発表しました。
現在次々と南沙諸島に中国の不沈空母がつくられている状況で、我が国の安全にとっても台湾は大変重要な国なので、今回の選挙の勝敗は日本にも大いに関係があります。

1月16日まで目が離せませんね!

参考:祝!台湾初の女性総統誕生!

では今日はこのへんで!
お読み頂き有難う御座いました。

再見($・・)/~~~

この機会に台湾を知ろう!


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2016年台湾総統選候補者と台湾の選挙制度

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