おいザニー。
日本の男は豪快に泣くのか?
むむっ?(@_@;)
最近友人によく聞かれます。
現在、某神戸市議会議員の会見動画が世界中で話題になっており、
日本男児のイメージに大いに傷が付いております。
このようなかたちで日本が世界に注目されるのはとても悲しいです((+_+))
その他にも海外生活をしていると色んな事を聞かれます($・・)/~
「日本刀っていくら?ネットで買える?」
「自衛隊で何年訓練した?」
「ちゃぶ台持ってる?ひっくり返したことあるか?」
などなど。
盛り上がってるBARでこのような質問をされると最悪です。
頓知が働かず微妙な空気になるだけです(@_@;)
まあこのような極端な質問は少ないですけど、自国の話題になった時には有る程度の知識が必要となってくる場面はありますね。
留学生でも語学学校の授業で自国の事をプレゼンしたり討論する機会が多いみたいです。
わたくしも自国の事はもちろん、今住んでいる台湾の事についても勉強していかなくてはなりません(@_@;)
というわけで、
今回は歴史のお勉強。
今回は私が台湾に来て絶対に行きたかった場所でもありました。
そこは…
台湾総統府です。
台湾総督府(たいわんそうとくふ、旧字体: 臺灣總督府)は、日清戦争の結果清国から割譲された台湾を統治するために設置された日本の出先官庁。
台北市に設置された台湾総督府本庁舎は、現在でも中華民国の総統府として使用されている。※ウィキペディア引用
日本統治時代の1919年(大正8年)に完成した建物で台湾総督府として利用されておりました。
戦後「総督府」から「総統府」と名前を変えて、現在も尚、台湾総統が執務をおこなう官邸として利用されております。
どうやらここには総統は住んでおらず、
中華民国総統官邸という少し離れたところに家があるそうです。
実をいうと見学日は昨日7/5(土)と決めていました。
普段から月~金 9:00~12:00(最終受付は11:30)に見学はできるのですが
通常は予約必須でガイド同伴による館内1部のみ見学可能。撮影禁止。
なのですが、
なんと月に一度だけ全館撮影可能日が設けられており、
その解放日が7/5だったのです!
これは観光客だとタイミングが合わせづらい!
すみませんがこれは住人の特権ですね!
興奮抑えながら行って参りました!!(*_*)
てなわけで今回は
月に1度しか入れない台湾総統府の内部をご報告します($・・)/~~
中央には台湾初のエレベーターが設置された高さ60mの塔がシンボルです。
上空からでは日本の「日」に見えるよう建設されたらしいです。
建物自体は赤レンガ、白い壁、アーチ型門などギリシャ古典様式を用いたそうです。
軍用車みたいです。
少しでもふざけたら撃たれます。
緊迫した雰囲気がわたしの興奮に拍車をかけます(*_*)
入口では持ち物検査と金属探知機。
ここでパスポート提示が必須となってきます。
サンダル・半ズボンなどラフな恰好では入館できないのでお気を付け下さい。
入場は無料です。
館内入口ですね。
憲兵が3人立っています。共に身長190m以上でしょうか。
銅像のように動きませんが、マッチョで短刀を装備しておりすごい迫力でした。
だめだ、目が合わうとちびる(@_@;)
そういえば普段日本に住んでいて、軍人とお目にかかることなんてないからな…。
さて中に入ると
おっ
なんかやってるみたいですね(@_@)
これは台湾伝統の雑技だそうです。
演劇のもようはどこかに中継もされているらしく多くの人が見入ってました。
でも良く聞いてみるとこの人達中国語じゃない(*_*;
どうやら台湾語が使われていたようで。
うん、台湾の言語なのですが、
台湾では主に中国語(北京語)と台湾語が話されています。
オフィシャルな公用語は中国語とされていますが、
南方に行けばいくほど台湾語率が高くなっております。
これはアクセントや一部文字が異なる方言のレベルでなく、
全く違う言語だそうです。
戦後より中国から台湾へ来た外省人の中国語と元々台湾にいた内省人の台湾語が共存しているのです。
参考:台湾語講座 ローカル台湾人の話す日常会話集
学校教育は国語を中国語として学びながらも、
台湾語も英語と同様に義務教育で勉強するそうです。
台湾国民も外では中国語、家では台湾語で話すケースは珍しくなく、
生まれながらにして2つの言語を話せるようになっている台湾人。
日本人の感覚としては不思議です。
さて、
こちらは居間ですね。
果たして僕の生涯年収はこの絵の価格に届くのでしょうか。
それにしても絵や壺、扉、シャンデリア。
いちいち美しい。
続いて、
ここでは1919年総統府建設にあたっての史実を確認することができます。
ちょうど同時期に建設された朝鮮総督府との比較、
戦時中に空襲によって損壊した後の修復過程などの資料がまとめられてます。
で、
ここからがメインです。
ここでは1895-1945の約50年間の日本統治時代の台湾の歴史が綴ってあります。
ここでは台湾人ボランティアの方が
日本語で日本統治時代からの台湾の歴史を
展示パネルとともに紹介して頂けます。
ボランティアの中には統治時代に日本語教育を受けた高齢者の方もいらっしゃるそうです。
当時の彼らの体験談などリアルな話を聴けるそうで、これほど貴重な機会はありません。
台湾はどのように日本統治下に置かれ、どのように中華民国として建国したのか。
それらの背景も質疑応答を交えて教えて下さいます。
ここでは一人一人の日本人総督の紹介もして頂き、
決して当時の歴史を悲観的に受け止めず、
丁寧に掘り起こして伝えている台湾国の姿勢に感銘を受けました。
参考:台湾がなぜ親日国かその理由・背景を集めてみた
んで、
ここからは私が勝手に興奮したものを御紹介します($・・)/~~~
下関条約の文書
日清戦争終戦後締結された国家間の文書です。
この条約により台湾への日本統治が始まります。
台湾での日本語教科書
統治時代に日本語教育を行った教材です。
これは日本では見ることができません。
日本敗戦後中華民国へ台湾返上についての規約
1945年10月25日に提出されたこの文書を最後に台湾は中華民国に返還されます。
ここには日台間の時代の分岐点に関わる多くの産物が置いてありました。
歴史好きな方にとっては堪らないと思います(*_*)
その他は戦後の台湾について…
こちらは中華民国建国時の写真。
初米国大統領アイゼンハワー氏が台湾を訪れた時の写真。
台湾産業について
ご存知の方も多いと思いますが、台湾は電気・電子産業に特化しており、
現在ではノートパソコン生産率が世界の8割を占める電子部品・半導体王国です。
他にも台湾産業が世界一を誇るものを探してみましたのでご覧下さい。
台湾市場(マーケット)・産業で世界一の強みを8つ探してみた
で
こちらが中庭です。
お土産屋もありました。
と、
ここで終わりです。
今回は終始硬派なレポとさせて頂きましたm(_ _)m
でも歴史に興味がある方、そうでない方にとっても
総統府は外部だけでなく内部もとても美しく、
貴重な展示物が数多く置かれています。
ここを訪れたら日本と台湾の関係性を深く理解し、
大いに台湾の魅力に惹かれることと存じます。
総統府全館公開日
こちらの総統府ホームページをご覧ください。
入場料は無料です。
予約は要りませんので、興味のある方はパスポートを携帯の上、行かれてみてはどうでしょう。
場所は台北駅から地下鉄1駅(西門駅又は台大医院駅)、タクシーで5分です。
※サンダル・半ズボンは控えてください。
※平日の午前中(9:00~12:00)も一部公開してます。撮影不可
総統府を一通り見学して…
やはり台湾の歴史背景には日本が深く関わっている事を深く再確認致しました。
わたしも台湾に住んでいる日本人としてこの国と引き続き、善き関係を築いていける様に役立ちたいですね($・・)/~
さて、今日の友に敬礼!
お読み頂き有難う御座いました。
では($・・)/~~~
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