HOME > 2016年11月の記事一覧 > 台湾阿里山の奮起湖でコーヒーを飲むの巻

ニーハオ!ザニーです($・・)/~~~

先日台湾に訪れた際に一日つかって阿里山に行ってきました。阿里山は台湾中部にある高山帯で、最高峰は標高2663mにも達するそうです。台湾人の多くは阿里山=「山頂で日の出を見るアクティビティ」と認知しているようなのですが、どうやら阿里山エリアには日本統治時代にできた鉄道や九份のような商店街など楽しい場所がいろいろあるそうです。

前日たまたま台中にいたので、友達にわがままを言って阿里山まで連れて行ってもらいました。

阿里山までの行き方



友人の車で台中市から片道3時間くらいかけていきました。距離的には200kmくらいかなとおもいます。車がない場合の行き方は台北駅から新幹線(高鐵)で最寄りの嘉義駅まで行き、そこからバスに乗ります。嘉義駅二番出口を出て4番のバス停に行けば、そこが阿里山行きの「台湾好行」バス乗り場になります。行きの時間は、10:10と11:40、帰りは、14:40と16:40と一日に二便しかありませんのでご注意ください。切符代は片道255元で所要時間は約2時間ほどです。

阿里山に近づくにつれ、日常では見られない大自然が目の前に広がってきます。空気も透き通っていて、このへんで少し車を降りて休憩することに。

あ、今回阿里山の風景を写真のおさめたいと一緒にカメラマンさんが同行してくれました。

このチャイニーズマフィアのような出で立ちの葉さんです。今回の記事は主に葉さんが撮ってくれた写真を載せていきたいと思います。
ちなみに葉さんの会社はこちら:拾舞影像紀實

徐々に目的地に近づいてきました。まだ現地まで2km以上あるのに路肩にたくさんの車が駐車しています。現地の駐車場に空きがないのを予想しながらも直行。

案の定目的地についても駐車場は満車。戻るか否か考えていた途中、幸運にも一台車で出て行きました。私たちが着いたのは12時くらいでしたが、周りを見渡しても案外車の出入りが頻繁に行われており、みなさんも車で来られた際は事前に停めずに、目的地まで行ってしまっていいと思います。

阿里山到着




車を降りた最初の印象は、霧深くあまり前が見えないこと。まあこれも非日常を味わえる魅力的な演出ととられ、テンションがあがってきました。


道沿いには民家立ち並んでいます。なんかアニメの世界に近いな。ここに住んでいる子ども達はどうやって学校に通うんだろう。

次にガラッと変わって竹やぶを通ることに。鮮やかな緑と霞色の霧が異空間に誘います。それにしても駐車したのはいいけど、私たちはどこに向かっているのだろう。どうやら駐車場と鉄道や商店街は少し離れているようです。

鉄道に到着




台北の観光名所『十分(シーフン)』同様にレールの上を自由に歩行者が入れるようです。

どうやら私たちが車を停めたのは奮起湖駅という嘉義駅と阿里山駅の真ん中にある駅のようです。電車は一日に二本。ここ奮起湖は南台湾の『九份』とも呼ばれており、九份のような古き良き商店街が賑わっている通りがあるそうです。なるほど、あの『九份』と『十分』がコラボしている場所があったとは知らなかった。

というわけで、今回は奮起湖駅付近を楽しむことにしました。

車庫があるぞ!



「車庫があるぞ!」とザニーが振り返った写真です。
ここ奮起湖車庫は、1985年頃まで阿里山列車のメンテナンスの場所だったそうです。下山する蒸気機関車すべてがここで水や石炭を補充していました。

かつての阿里山蒸気機関車です。靖国神社の神門は阿里山で伐採されたヒノキが使われているそうなのですが、もしかしてこれで運ばれたのかな。

阿里山鉄道の模型ですね。子どもの頃、模型の上を走る電車を眺めているのが大好きでした。残念ながらこれには電車は走ってませんでしたが。

静岡県の大井川鐵道は、1986年から台湾の阿里山鉄道と姉妹鉄道の提携をしているそうです。大井川鐵道を利用した乗客は阿里山鉄道が、阿里山鉄道を利用した乗客は大井川鐵道の片道無料乗車券が提供されるようです。

古き良き商店街



奮起湖駅に戻り、駅横の細い坂道を道なりに降りて行くと南台湾の「九份」を匂わせる古き良き商店街がありました。

阿里山はわさびに産地だそうで、これは日本にも輸出され、なかには私たちが通常食べているものはいっているものになります。試食してみると、甘さの中にぴりっと辛さが浮き出てくるような深みのある味わいで美味しかったです。

道が狭くあまりに人が多いため、あまりここの写真が撮れませんでした。残念。

弁当を食べる



日本統治時代からここ奮起湖駅は、登山、下山をする蒸気機関車の休憩場所とされており、従業員の空腹みたすために駅弁が流行りました。それが今ではここの名物のなっており、奮起湖を訪れた人は便當(弁当)を食べます。

120元でスープ付きの弁当がきました。
味は決して美味しくありませんが、高山で食べるご飯は美味しく感じます。雰囲気込みで有りかと思います。

駅から500メートルほど下山したところには「老街」があるようで、ここから下山します。
阿里山の交番です。

道端に無人の果物屋さんが。

綺麗なお花。

綺麗なお花その2

綺麗なお花その3

100年老街



ボロボロの看板に『百年老老街』の文字が。

昭和の雰囲気を前面に押し出した舞台のような道が現れました。

ここで珈琲屋を発見。メニューには【阿里山珈琲】と書いてあります。ここは、阿里山で栽培された良質な豆を使用しているようで、是非とも飲んでみたいとお店に入ることに。
山道を500m下山しただけですが、少し運動した気分になって飲むコーヒーは最高ですね。さらに店内には「千と千尋の神隠し」のテーマ曲がオルゴールVersionで流れていて、とても癒されます。その雰囲気を動画でお伝えできればと思います。



<奮起湖珈琲>
嘉義県竹崎郷中和村奮起湖20号

コーヒーを飲んだ後、再び山を登った我々はそのまま車に乗り阿里山を後にしました。だいたい滞在時間3時間くらいでしたが、男4人でしたからね。女性の場合は4、5時間いても全然飽きずに楽しめる場所だと思いますよ。私も長時間かけて行った価値があったと思います。とても楽しかったです。

みなさんも阿里山にいかれてみてはどうでしょうか。そのときは是非、私にみたいに途中の奮起湖駅だけでなく、阿里山駅まで行ってみてください。私も次の機会に目指したいと思います。

では、今日はこのへんで!

ではお読み頂き有難う御座いました!

再見($・・)/~~~
ザニーのInstagram

台湾阿里山の奮起湖でコーヒーを飲むの巻

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