
- 2014.08.31(Sun)
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HOME > 2014年8月の記事一覧 > 台湾鳥来(ウーライ) 原住民タイヤル族の山
ニーハオ、ザニーです($・・)/~~~
先日台湾人の友人が
「お前に見せたいDVDを借りてきたから来い」と。
話によると製作に約7億円が投じられた台湾映画で、
2011年台湾国内で大ヒットした映画とのこと。
なになに?
⊂二( ^ω^)⊃
で、玄関で早速見せられたのがコレ(@_@;)
お!思ったより内容が重いな!
<視聴開始>
…。
おぉ、この渋い人が主人公かな…。
あれ?キム兄?
ふむ(@_@)
そうか。
見ている内にわかってきました。
これは日本統治時代の台湾先住民族と日本人の衝突を再現した映画ですね。
15禁だけあってかなりヴァイオレンスなシーンもあり、
そしてまた、日本人を憎らしく表現してます。
こっちで親日の恩恵を受けているので、
少しショックでしたし、色々なことを学される抗日映画でした。
そのあと帰って色々調べてみると…
なんと日本でもセデック・バレというタイトルで去年2013年4月に全国放映されてました。
概要
1930年、日本統治下の台湾で起こった先住民セデック族による抗日暴動・霧社事件を描く。台湾映画史上最高額となる7億新台幣をかけて制作された。全2部作で、第1部は143分、第2部は131分。第1部が2011年9月9日、第2部が9月30日より公開され、2011年11月26日、第48回金馬獎で「最優秀作品賞」「最優秀助演男優賞」「最優秀オリジナル音楽」「最優秀音響効果」「観客賞」の最多5部門を受賞した。Wikipedia引用
ストーリー
台湾のセデック族は、誰からも支配されず狩猟や首狩りをして自由にすごしていた。しかし、日清戦争後、進駐してきた日本軍と戦い敗北し捕えられる。その後、警官の監視のもと文明的な生活を強制されるが鬱屈した不満が高まっていた。警官へのリンチ事件をきっかけに他の部族とともに武装蜂起を決意した。それは誇りを取り戻すだけの最初から勝利の見込みのない戦いだった。派出所の警官を襲撃した後、運動会に集まっていた日本人を皆殺しにし山中でのゲリラ戦を仕掛けるが日本軍は、毒ガス、敵対部族の動員などで追い詰め壊滅させた。Wikipedia引用
主人公がセデック族の長「モーナ・ルダオ」という人で、
台湾の歴史人物のなかで過去3人のみ貨幣になっているのですが、
それが蒋介石と孫文とモーナ・ルダオだそうです。
そういえば本編でセデック族のなかに日本でお馴染のビビアンスーさん(以下ビビアン)がいました。
現在までに台湾政府は14の民族を認定しているそうで、
事実、ビビアンもタイヤル族の母親をもつ原住民の血筋だそうです。
タイヤル族は誰もが美人の民族だったりして。
原住民という概念があまり無い日本で育ったもので、とても興味深いです(@_@;)
今その14の民族はどこにいるのでしょうか?
と調べたところ
なんとあのビビアンの民族、タイヤル族の山が台北市付近にあるそうです!
そこではタイヤル料理や伝統舞踊が見れて、天然温泉もあるそうです!
もしかしたらビビアン級の美女も生息しているかもしれません!
それは行くしかないでしょ!(*_*)
てなわけで今回はタイヤル族の生地!
烏來までの行き方ですが、
まず地下鉄終点の新店駅まで行きます。
そこから烏來まで2パターンの行き方があります。
①バス
出発:新店駅
料金:15元
時間:約40分
間隔:平日休日ともに15分に一本
新店駅出口右側にすぐバス停があり、
849烏来行きに乗ります。
価格は15元と安いのですが揺れますし、
長時間山道を駆け上がるので体力を使います。
②タクシー
出発:新店駅
料金:600元
時間:約30分
間隔:常備待機
600元と高いですが、山道によるバス酔いの心配はなく早く着きます。
複数名で行かれる際はタクシーの方がいいかもしれません。
ちなみに地下鉄公館駅、中正紀念堂駅からも乗れますが、新店駅からの方がわかりやすくて早いです。
私は車酔いしやすいほうなので今回は行き帰りともにタクシーで行きました。
実際乗った瞬間から山道です。ひたすら急カーブを繰り返すので酔う方はタクシーの方をお勧めします。
で揺られること30分着きました。
おぉ、入り口早々豚の丸焼が!
さすが原住民の地。
これがタイヤルの伝統料理です。
山菜の炒め物が中心で日本語のメニューもありました。
ここはかき氷のお店ですね。
ちょうど口も渇いたので寄る事にします。
ここではマンゴーかき氷を頼みました。
マンゴーは台湾を代表する国産フルーツで、
甘くてとても美味しくて有名ですよね。
旬な時期は6~8月ということでそろそろ見納めかな。
注文したかき氷ですが、150元でこのボリューム!
味の方は、かかってる練乳と同じくらいマンゴーが甘いという常識を凌駕した美味!
台湾を好きになるポイントの1つにこれがあるんです!
さて、
ここは
文字通りタイヤル族の歴史がおさめられてます。
これが100年以上前のタイヤル族の男女です。
左が男性、右が女性。
正直どちらも男性に見えますが…、
やはりビビアン級はなかなかいないよな(@_@;)
これが実際の狩りで使われていた武器です。
タイヤル族の衣装や雑貨なども置いてありました。
館内は3階建てで資料もなかなか凝っていておもしろかったです。
入場料も50元と安いので是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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烏來タイヤル族博物館
入場料:50元/大人 25元/学生
住所:新北市烏來区烏來村烏來街12号
電話:(02)2661-8162
開館時間:9:30~17:00(土日18:00)
休館日:月曜日
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その後、きのこおばちゃんを通過して
線路までやってきました。
片道50元(173円)でトロッコの切符を買います。
これが結構が速いです。遠心力がかかる(@_@)
乗ること5分、更に山を登った先には…
単純に山に来て滝があると嬉しいですね!
予期してなかったサプライズです!
そして滝の眺めながらしばらく歩いているとぽつんとお店があり、
店内に入ってみるとどうやらここでタイヤル族の伝統舞踊が見れるとの事。
1人350元なのですが条件があって、
同時に観覧客が8人集まらないと行われないようで、
個人で行かれる場合はタイミングが合わないと見れないようです。
そのためご覧になりたい場合は、台湾人観光客も訪れる土日のお昼頃を狙った方が良いとの事です。
なんだ…踊り観れないのか。
帰ってyou tubeで探そう…。
と落ち込んでいたら
「良いものあるよ。良いものあるよ。」
少しアクセントの気になる上品な声がして、
手をつかまれました。
おぉ、なんと(@_@;)
バリバリ日本語しゃべってるじゃん(*_*;)
ここではタイヤルの伝統織物で作ったものが売られてました。
そしてこのお姉さん日本語が上手な上になかなかしつこい!(笑)
数分間攻防を繰り返していると実際に機織りをしている姿を見せてくれるとのこと。
どうやらこれらを織っているのは地元の高校に通う女子高生らしい。
どれどれ。
えっ(*_*;)
ギャルがコスプレをしているのではありません!
彼女がまさしく今を生きるタイヤル民族です。
結局3枚ほど布を買ってしまいました。
タイヤル族は販売戦略にも長けていました。恐れ入りました。
そしてここから
更に山の上に登るためロープウェイ乗りました。
切符は往復220元(約760円)。
かなり上まで来ました。
ロープウェイを降りるとタイヤル族が手招きしてくれます。
山頂からの景色はとても綺麗でした。
川沿いに建ち並ぶ民家を遠くまで続いていて夕日とも重なって、
少しノスタルジックな風情のある景色です。
せっかくなのでここにはアップしないでおきますm(__)m
観光でいらした際は是非お立ち寄りください。
さて、烏來も折り返し。
烏來のもうひとつの魅力、
確かにここまで階段を登ったりして疲れも出てきたところだったので丁度良い。
てくてく。
見えてきました(*_*)
烏來温泉街には数軒温泉が立ち並んでいて、
私は一番安い300元の小川源温泉というところに行ったのですが店によって値段はピンキリです。
ここは浴槽が5つあって全体で60坪程の大きな浴場です。
だいたいどこも入場料にタオルのレンタル代も含まれているようですのでご持参頂く必要は御座いません。是非時間がある方は寄ってみてください($・・)/
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小川源温泉
入場料:300元
住所:台北縣烏來郷烏來街32
電話:(02)2661-6222
開館時間:8:00~24:00
休館日:無休
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さて、ビビアン級にも会えましたし、お風呂にも入りました。
帰りますか。
今回も長い記事を最後までお読み頂き感謝申し上げますm(__)m
ここ烏來は大自然のなか、温泉に入れて、民族文化にも触れることが出来る、
一日いても飽きない魅力的な場所でした。
皆様にも烏來の魅力が伝われば幸いです。
では今回はこのへんで!
ありがとうございましたm(__)m
再見!($・・)/~~~
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