台湾の旧正月(春節)の過ごし方in高雄

新年快樂！

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というわけで、今回はもうすぐやってくる台湾の旧正月について書いてみたいと思います。

私は毎年、主人の実家の高雄に帰省するので、今回は台湾南部のお正月についてレポートします。※一般的な台湾人のお正月の過ごし方になります。キリスト教徒のおうちだとまた違うと思います。

実は台湾はまだお正月が来ていないのですよ。

というのもこちらは旧暦で計算しているので、毎年お正月（春節）の時期が違います。ちなみに2016年は2月8日になります。

日本人のお正月は1月1日。新暦で計算していますね。
こちらでは、新暦の1月1日はなんとなく日本のクリスマス的なノリといいましょうか。軽いです。休みも元旦（1日だけ）しかありませんし、この日は、友達とわいわい騒いで１０１に花火観にいって、クラブ行ったり、カラオケ行ってオールで騒ごう！みたいな感じです。日本人の想像する荘厳な感じはゼロです。

帰省の切符は争奪戦

逆に旧正月は日本と同じで、家族と一緒に過ごす人がほとんどです。そのため必ず里帰りします。
となると、新幹線のチケット争奪戦が始まります。まるで、外タレのコンサートのチケットを取るかのようにあっという間に売り切れます。普段ある早割りもないですので、正規の値段で買わないとなりません。バス、在来線、高速道路すべて混んでいます。ただ、今年は土日が前にありますので、少し分散されるかな？

この旧正月、何が何でも里帰りしないといけないので、海外に住んでいようが、台北で生活していようが、どこに居ようが絶対帰ります。

そして、無事実家に到着したら…

神様にお供え

神様（主に仏教とか道教とか観音様とかの神様）とご先祖様にご馳走をお供えします。神様とご先祖様は一緒に祭ってあります。
その前にお線香とお茶、そして肉、魚、野菜、お菓子、果物等のお供えをします。
で、ニセモノのお金を燃やします。これがけっこう大量で南部は冬でも暖かいので、灰まみれになりながら、燃やします。

これを↓

燃やします！

参考：台湾人と結婚後、国籍や苗字はどうなるの？

夜はお供えしたご馳走をいただく

どっちかというと、春節当日より大晦日（除夕）の方がメインなので、その日の夕食が一番豪華になります。神様、ご先祖様にお供えしたものは軽く調理し直して夕飯にいただきます。
そして…

長年菜を食べる

長寿を願って、茹でたほうれん草を茎の方を持って一気に食べます。途中で噛み切ってはダメで、そのまま食べます。これは長寿を願う儀式のようです。
調べてみたら…
過年因應習俗要吃長年菜：象徵「長命百歲」！
北部常見的長年菜為芥菜，南部則是菠菜，
とあります。
長年菜は長寿の野菜で、長生きを象徴するそうです。
北部は長寿の野菜といえば、芥菜（カラシナ）で、南部は菠菜（ほうれん草）。
とありました。ほうれん草を食べるのは南部のようです。

０時ジャストに爆竹

これは、北部は確か禁止されたようですが、南部はめちゃくちゃやっています。日本の除夜の鐘的な意味合いでしょうか。。。とにかく凄いです。

春節は初詣に行きます

春節当日はお寺に行って初詣です。お参りは「拜拜」と言います。長いお線香を持って神様にお祈りします。
この辺は日本と同じですね。ただ、お寺はめちゃくちゃ派手ですけど。。
参考：台湾台北エリア以外のおすすめ観光地

厄年の人は厄払いも

日本の厄年とは計算が違うのですが、厄年があります。その干支の人は厄払いをしてもらいます。
これでまた一年間安心して過ごせますね！

注意！日本人観光客の皆様

春節時期（今年は2月７日～2月12日）お店はほとんど閉まっています。特に台北。みんな故郷に帰っているので、閑散としています。またコンビニを除いて、24時間営業と謳ってる大型スーパーや普段夜10時まで営業している百貨店も時間短縮で営業したりしますので、要注意です。
個人商店なんかはほぼ閉まってるといっていると思います。やっていても、時間短縮して営業したりと、通常の営業と違うお店も多くあります。
なので、お目当てのお店が閉まってる！なんてことも。もし旅行を考えている方、春節のこの時期は避けたほうがいいかもしれません。
春節の翌日くらいに高雄にある巨大夜市（六合夜市）に行ったことがありましたが、普通に混んでました。なので、夜市は大丈夫かと思います。