
- 2016.04.25(Mon)
- 日台間情報
HOME > 2016年4月の記事一覧 > 台湾で日本人の雇用を探すにはどうするか
ニーハオ!ザニーです($・・)/~~
近年、LCCの充実もあり日本人観光客が年々増えて続けている台湾で、多くの日本人観光客を対象としたビジネスが展開されています。飲食店やマッサージ店、量販店や日本語学校など多くの日本人が台湾でビジネスをスタートさせています。
しかし、いざ台湾でビジネスを始めるにしても日本人の雇用をどうやって見つければいいかわからないという経営者の方が多くいらっしゃいます。現在既に日本でビジネスをされている方は、台湾に駐在してくれる人材を日本から派遣するという考えになると思われますが、台湾の物価は日本より安いため、客単価も日本より低くせざるを得ない部分があると思います。その場合駐在員の給料は、台湾の物価ベースに合わせなくては採算が取れません。ここで難しいのが、今までの給料が下がってまで台湾に異動したい社員がいるかというと、なかなか手を上げる人はいないでしょう。いたとしても、台湾ではお客さんや他の従業員とのコミュニケーションで中国語が不可欠となってきますし、異国の環境に順応できるタフさも大前提となってきますので、色々な意味でハードルが高いです。
ただ、台湾に住んでいた私の感覚的に、台湾で仕事を探している日本人はたくさんいるように感じます。よく聞くのが20代で会社を退職し、ワーキングホリデービザを取得して台湾に生活の拠点を移している人達です。台湾のワーキングホリデービザの期間は360日なので、ビザ失効後は、
・3か月ごとに出入国してノービザで台湾に住み続ける
・会社に勤め労働ビザを取得し台湾に住み続ける
・日本に帰国する
・台湾人と結婚して居留証を取得する
・学校に入学し、学生ビザを取得する
上記5パターンに分かれていきます。
私の場合は日本に帰国しましたが、帰国前は台湾の気楽な日常生活や仲の良い友人達と離れるのが嫌で住み続けたいという気持ちもありました。私は帰国後のやるべきことが明確にありましたので帰国しましたが、もしあの時道に迷っていたら、せっかく勇気を出して移り住んだ台湾にしがみつくためにも必死に台湾で仕事を探していたかもしれません。「帰って何やるの?」という自らの問いかけに明確な答えを持たない場合、答えが出るまで台湾に住み続けたいという人が多いのではないかと思います。これは台湾だけでなく、他の国に留学やワーホリで住んでいる方々も当てはまることだと思います。
というわけで、前説が長くなりましたが、今回は台湾でビジネスを始める日本人経営者と労働ビザを取得したい台湾在住の日本人がお互いハッピーになるために、台湾で日本人の人材の探し方を解説していきたいと思います($・・)/~~
台北では頻繁に日台交流会が開催されています。交流会では歳も生き方もバラバラなたくさんの日本人と出会うことができます。なかには台湾で仕事を探している人もいるでしょう。これら交流会は主にFacebookのグループ内で開催情報を配信していることが多いので、Facebookを利用しましょう。とはいえ、参加者たちは交流や語学力の向上を目的として来ているので、働き手を探しに来ている感じを出さずに、あくまで交流を楽しむモードで参加しましょう。
台北随一の歓楽街林森北路は、日本人駐在員用の居酒屋やスナックが集中しており、夜になると日本語しか聞こえない何とも不思議なストリートです。ここに日台交流バーKisekiというお店があります。ここは夜な夜な日本人と台湾人が集まるBARです。というか、お客さんのほとんどが日本人なので、日本語オンリーで大丈夫です。バーだと人との距離も近づきやすいですし、良い出会いがたくさん期待できますね。
台日交流Cafe & Bar Kiseki
台北市中山區林森北路133巷50號
0928 954 711
師範大学は日本人留学生が最も多い語学学校です。そのロビーには写真のように数多くの求人チラシが貼ってあります。このロビーは外部の人も入れますので、師範大学の学生だけでなく、多くの日本人が情報を見に集まってきます。張り紙は数日ペースで剥がされてしまうので、定期的に貼りに行く必要があります。
現地で情報を得るには、現地の人と触れ合わなければなりません。台湾で事業を起こすなら社長もある程度の中国語がわかった方が良いでしょう。そのため、語学学校に通われることをお勧めします。最短で一週間のコースなどもあります。語学学校に行くとこれまで以上に多くの人と密に関わることとなり、住んでいる期間や語学レベルによって色々な人から豊富な情報が入ってきます。台湾で仕事を探している人は、まずクラスメートに情報を聞いてたりするので、自らも学生になり良い人材を探しましょう。
台湾にはいろいろなゲストハウスがあります。台湾の場合、賃貸契約が最低一年以上の物件が多く、短期滞在の外国人が家を借りるのにはハードルが高かったりします。そのためゲストハウスや国際学舎などの宿舎で生活をしている人が多くいます。数日間そのような場所に泊まってみて、情報収集してみてはいかがでしょうか。ゲストハウス主催でイベントなども行っていますので、参加してみるものいいと思います。
日本人が住んでいるエリアは台北市内に集中しており、1年も住めば大体顔見知りにはなってきます。それほど台湾は狭く、集まるところも限られてきます。なので、台湾に住んでいる日本人と出会うのは結構簡単です。
しかし、人材確保ができた場合でも、台湾では外資系企業には初年度300万元の売上が求められます。納税額の小さい外国企業は、台湾にとってメリットがないので売り上げが満たない場合は営業の継続許可が認められません。ここが最も大きな鬼門かもしれません。
この記事がどこかの経営者やビジネスマンの参考になれれば幸いです。
では、お読みいただきありがとうございました($・・)/~~
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