台湾台中彩虹眷村女子旅(カップル)必見の聖域

你好！
どうもザニーです($・・)/~

日本は暑いですか？
台湾も暑いです。こっちの夏は10月まで続くそうで、このまま生き残っていく自信がありません。

街の人達も外のあまりの暑さに台北駅内が公園化してます。

確かにここだとエアコンも効いていてお金もかからない(＠_＠;)
でも北部でこんなに暑いなら南部の方はどうなってるんだろうか？

調べてみると

なんと７月の台北の平均気温が29.2度に比べ、
台湾中部の台中が28.5度、台湾南部の高雄は28.9度とのこと。
ちなみに東京の７月平均気温は25.8度。

なんだ、台北が台湾全域で一番暑い場所なのか…
これまでは高雄が最も暑い場所だったそうですが、最近になって都市化の影響で台北の気温が急上昇してきたそうです。これじゃ週末もひきこもりだなぁ。

だったら週末は少しでも涼しいところへ行きたいなぁ(＠_＠;)

台中とか花蓮とか…

そういえばFaceBookに掲載されていたある写真でとても印象的だったものがありました。
最初見た時はこの場所が世界中のどこにあるのかも想像できずとてもロマンを感じましたが、話によるとそれが台湾中部の台中市に存在するとか。

その画像がこちら

まあとにかく派手ですね(＠_＠;)
彩虹村という名前らしいですが
実際ネットで調べてもあまり情報がなく、
本当に存在するのかさえも定かではありませんでした。

てなわけで今回はこの目で確認するべく、高鐵(新幹線)に乗って台中まで行ってきました。

高鐵は台北駅から左営駅まで８つの駅があります。
台北から台中までは765元(2601円)で約50分かかります。
だいたい名古屋⇔大阪間の距離になります。

ちなみに台北⇔台中間を

バスで行くと260元(884円)で約180分。
電車で行くと375元(1275円)で約120分。

もし行かれる際はニーズに合わせ移動手段をお選びください($・・)/

てなことで

台中に着きました。

看板が低い。

ちなみに台中ですが、

台中市（タイジョンし、中国語:臺中市、英語:Taichung）は台湾の直轄市。2010年12月25日台中県と台中市を合併して、新たに中華民国の直轄市となった。人口はおよそ268万人、台湾第三の都市で、台湾中部に位置している※ウィキペディア引用

駅を出てみると

うん、やっぱり台中の方が暑くない。
台北より交通量も多くないし、道も広いです。
台湾で一番住みたい街と言われてるのがわかります。

さて、台中駅から目的地の彩虹村までは結構距離があります。

バスで行けば12元(41円)で済むそうですが、
バス停から彩虹村までの道のりがわかりにくいらしいので、
タクシーを使って行かれる方がいいそうです。(200元＝680円)約10分。

ただ全く土地勘もなし、一人旅も寂しいので、
ここで友達のジャックに電話を。

ザニー「もしもし、今台中駅で彩虹村に行きたいんだけど」

ジャック「あほ！あそこはカップルが行くとこだわ！」

ザニー「でも台中まで来ちゃったもん。」

ジャック「あほ！知るか！俺は興味ないわ！」

ジャック、謝謝！

高鐵台中駅から車で10分くらいです。
彩虹眷村までの行き方はバスとタクシーがありますが、最寄りのバス停が目的地より少し離れているのでタクシーで行かれることをおすすめします。料金は120元ほどです。

つきました！！(*_*)

念願の彩虹村！！

もうひとりの友達、スウェイです。

彼が彩虹村(彩虹眷村)について詳しく説明してくれました。

スウェイ「ここはね、昔は眷村と呼ばれてたんだ。眷村って何かって？
第二次世界大戦後、日本に代わって蒋介石率いる国民党軍が台湾統治を始めた時に
一緒に中国から来た人が住んでいたエリアのことなんだ。こうゆうひとを外省人という。
でもここも時代が経つにつれ住民も離れていき、2008年には市の再開発エリアに指定され取り壊される予定だった。
しかし1人の住人がある日から家に絵を書き始めたらしい。
その住人が香港出身の元国民党軍、黄永阜さん(現在93歳)って人。地元では少し有名。」

岩もペイントされてます。

スウェイ「あくる日もあくる日も絵を描き続けて、気がつけば黄さんの家そのものが芸術として認められるようになり、
市民のネットの呼び掛けもあり、ここを再開発計画から外し公園として残す方向になったんだ。
今ではすっかり観光地となり、地元のカップルがデートでよく来るよ。
今でも黄さんはここに住んでいて運がいいと会えるらしい。」

運が良いと会えるのか。

古き国民党軍の絵描き軍兵…

是非お会いしてみたいです(＠_＠;)

更に奥に進むと

いた！(*_*)

あの男だ。

スウェイ「あの男はアイアンマンというんだ。ああ見えて良い音を出す。」

確かにミドル音域の効いた芯のある音だ。

バス停の模型もあり、黄さんの遊び心を垣間見ることができます。

ジャック「ふん。」

さて奥へ進むと

観光客が願い事を書いています。
世界中の文字を見つけましたが、
珍しく日本語はありませんでした。

ここはおみあげコーナーですね。

Tシャツにポストカード、マグネット色々な物が売ってます。

店員さん「ここにしか売ってないよ！レアだよ！記念にどう？さぁ！」

なんか初老の店員がやたら商品をアピールしてくるんだけど。元気だなぁ(・.・;)。

スウェイ「この人が黄さんだよ。」

…。

何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ！(+_+)

記念に写真を撮って頂きました。

いやぁ本当にお会いできるとは思ってなかったので感動しました。
93歳にはとても見えないです。
握手して頂いた手もごっつかったです。

この地に語り継がれる伝説の男はバリバリの商売人でした。

ジャック「ふん。」

では、黄さんにもお会いできたことだし帰ろう！

それにしてもガイドブックにもほとんど紹介されていないためか、
珍しく日本人を見かけなかったですね。
ここには駐車場もなく、ぽつんと山の麓にあり、
台湾人でも知らない人が多いという隠れスポット。

この土地の周りはどんどん開発が進んでおり、
隣には大学やビルが立ち並んでいました。
ここだけ残された神聖な場所なのだと確認できます。
独特なベールに包まれた素敵な場所でした。

そして車に戻り、ついでに山頂まで登ることに($・・)/~
車で5分山を登ると

ここでは台中の街が一望できるそうです。

うわっすごい！(＠_＠;)

「この街も変わったな。」

「俺達も相応に歳をとったな。」

「黄さんを見た後にそんなこと言ってられないよな。」
「ああ、そうだな。」

そして台中の夜も更けていったのです…。

ジャック、スウェイ協力してくれてありがとう！
そして今回もしょうもない記事をお読み頂き有難う御座いましたm(__)m

彩虹眷村は93歳の男性が一人で造りあげた、
現代に未だ強く返り咲く力強い聖域でした。
僕にとっては一生の思い出になりました。
皆様も是非足を運んで下さい。

では、再見！($・・)/~~~
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