ニーハオ!ザニーです($・・)/~~~
台湾も春の訪れと共に、現在の気温は20度~25度を維持し、とても過ごしやすい気候となっております。5月には梅雨が訪れ、6月からは猛暑が始まるので、行くならこの時期しかないなぁと思い、今回は10日間かけて台湾一周をしてきました($・・)/
これまでに台中、花蓮、南投県の日月譚には行ったことがあるので、
今回はそれらを飛ばして「台南」、「高雄」、「墾丁」、「台東」に行ってきました。
参考:台湾台北エリア以外のおすすめ観光地
台湾を一周するということですが、台湾の面積は3万6千㎡でほぼ九州面積(3万8千㎡)と同じです。大きくありません。車でも2日あれば一周できます。困った時には街の人と漢字を書いて筆談が出来ますし、各メインステーションの観光案内所では日本語や英語も通じます。宿に関しても、当日チェックインできる1泊1000元前後の格安ホテルや500元前後のドミトリーが多く存在します。建物や食べ物など日本の清潔的な環境には全体的に劣りますが、そこさえ目を瞑れば、バックパッカーや旅をされるのに台湾は比較的容易な国です。
次に移動手段ですが、主に台北市内を廻るにはMRT(地下鉄)、台北から他の市に移動する際は鉄道や新幹線、高速バスをつかいます。
今回は先ず台北(板橋駅)から鉄道で台南まで行きました。
台北駅から台南への行き方ですが下記3パターンあります。
①台湾高鐡(新幹線)
料金 :1,480元
所有時間:1時間40分
②台湾台鐡(鉄道)
料金 :750元
所有時間:4時間10分
③高速バス
料金 :600元
所有時間:4時間30分
台南は新幹線の駅と鉄道の駅は場所が異なり、新幹線の駅は台南中心部から少し離れています。
参考:台湾土産!日本人ウケ必至な10品をご紹介!
こちらは鉄道の方の台南駅ですが、とてもこじんまりとしてます。
ホテルのある場所まで歩いて台南の街を散策しようと思います。
とても貫録のある歯医者ですね。
119って、これは消防署ですね。
お?
映画館ですね!
最新作のハンガーゲームが130元(500円)で観れますね(笑)
お!あれは!(@_@;)
この威風堂々と佇む建物ですが、
私の目的としていた場所の一つ!
林百貨店です。
こちらは1932年の日本統治時代に日本人の林さんという方がオープンした林百貨店です。
当時、大正デモクラシーを象徴するようなモダンな建物としてメイン通りに建っていました。
林百貨店への行き方は鉄道台南駅から徒歩10分です。
建物内にあるエレベーターは台湾で初めて設置したとされるもので、設置当初は多くの観光客がエレベーターに乗るためにごった返したそうです。
屋上に登ると神社があります。
今でも産業の守護神として現地の人と共にあるようです。
こちらの林百貨店も戦後一旦は廃業となり、国民党政府の台湾製塩総工場や塩務警察総隊の事務所として使用されてましたが、1998年にこちらが市定古跡に認定され、政府が8000万元かけて修復作業を行い、2013年1月に再度オープンしたそうです。
案内板も日本語訳が書かれてありました。
参考:台湾に残る日本統治時代の歴史的文化財巡り
次の日は台湾で英雄とされている八田興一さんが造った鳥山頭ダムへ向かいました。
鳥山頭水庫(鳥山頭ダム)への行き方ですが、鉄道台南駅から隆田駅もしくは善化駅まで行き、そこからバスに乗って向かいます。隆田駅なら橘10番のバス、善化駅なら橘4番のバスでいずれも1時間~2時間に1本のペースで出ています。
バス停はこのような何もないところに下ろされるのでバス内ではきちんと前のパネルで「鳥山頭水庫」と表示されるのを確認して下車ボタンを押さなくてはなりません(*_*;)
こちらが鳥山頭ダムです。
こちらにあるダムを造った方が、台湾人は教科書で必ず習う日本人の八田與一さんです。
日本統治時代の1922年、当時32歳だった八田さんが測量・予算組・工事などすべてを1人で担当し、10年の歳月をかけて完成させました。
完成当時は東洋一の大きさだったそうです。
こちらは建設時に材料を運んだ汽車です。
この向こう側には八田與一さんのお墓があります。
この方の偉業が様々なアニメや映画にもなっているそうで、最近の映画「KANO」にも大沢たかおさんが八田さん役で出演されてます。
参考:台湾歴史教科書改訂箇所と学生デモ情報
こちらが八田與一記念館です。
子沢山の家庭だったそうです。
日本人と台湾人が協力してダムを建設していた様子です。
実際の図面ですね。
ダム完成を祝う行事の様子です。
台北の総統府を見学した時も思いましたけど、歴史を丁寧に掘り起こして、自国、外国関係なく、事実を悲観することなく伝えている姿勢は一貫してますね。この姿勢が現在の親日という立場に繋がっているのだと思いました。
参考:台湾総統府見学★月1度の全館公開日レポ
さて、次に向かったのは
飛虎将軍廟です。
こちらでは台湾で神様になった杉浦茂峰・海軍兵曹長が眠っているお寺です。
飛虎将軍廟(鎮安堂・飛虎将軍廟)への行き方ですが、鉄道台南駅向かいのセブンイレブン前のバスターミナルで3番海東国小行のバスに乗り、「同安路口」にて下車。降りた後、手前の交差点を右へ曲がって徒歩3分のところにあります。
こちらの飛虎将軍廟で祀られている神様ですが、1944年杉浦曹長は台南上空でアメリカ空軍の銃撃を受けました。その時にすぐに落下傘を出せば自ら脱出できたのにも関わらず、戦機が住民の集中している地域に墜落すると予期し、機首を揚げ上昇し野畑が広がっている地域に目指して墜落したとして地元民に今でも神様として祀られています。
祭壇には日本と台湾の国旗が並んで立っていました。
実際になぜ台湾が親日なのかハッキリ御存じない方も多いと思いますが、
この時代の日本人の先輩方が愛国心を持って台湾と命がけで接したこれらの軌跡と、
その歴史上の事実を自らの日本人というアイデンティティの持ち、真っ向から受け止め、日本が撤退後、悲観することなく、湾曲させることなく伝え続けた台湾人の姿勢、その両者が創り上げた絆だと思います。
私達の世代も今の時代に担う以上、
後世に良きものを残せるよう日々邁進していかなくてはなりません!
日本と台湾の絆を守り続ける上でも、既に我々にバトンが回ってきてますね!
責任を持って守り続けたいと思います!
参考:台湾がなぜ親日国かその理由・背景を集めてみた
さて、今回は台南の日本統治時代の足跡を主に見に行ってきましたが、他にも台南名産の美味しい食べ物や鄭成功にまつわる歴史的建造物が立ち並ぶ魅力満載の台南です!
是非とも足を運んでみてください!
お読み頂き有難う御座いましたm(__)m
次回は墾丁に向かいます!
再見($・・)/~~~
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